性なる夜に

今夜はイブです。

もうすっかり日本に定着して

キリスト教徒でもない日本人は真剣にこの日を迎えています。

この日を祝わない恋人やパパ・ママはもはや非国民と言えるでしょう。

なんて言う、日本人のいい加減さ、ご都合主義、いいとこ取りでしょうか!!

それでも今に始まったことではありません。

昔からずっとそうでした、日本人は。

大陸からやってきたものを勝手に解釈して

自分ら流に焼きなおして

ちゃっかり活用して楽しんでいます。

漢字を拝借して、ひらがなまで作り、

インドの宗教まで取り入れて田舎のおばちゃん達に拝ませています。

何という器用さ、主張のなさ、個性のなさでしょうか!!

それが日本人です。

入ってきたものは全て日本流に再構築して

別のもに仕立てています。

ラーメン、カステラ、ビーフシチュウ、アニメ、コスプレ、ジェイポップ等など

あげたら切りがないくらいです。

クリスマスはもうすでに全く日本流です。

チキン食べて、ケーキ食べてプレゼントを買ってあげて

男性は大変です。

そして日本のクリスマスは根本を考えると

全てセックスに繋がっています。

恋人と過ごすことはこれからの性への期待。

子供にプレゼントするのは快楽の終着への償い。

やはり今日は性なる夜は間違いないのです。

親父同士では決して成立しない天使の降りてくる夜です。

今日も沢山の喜にラブホが溢れますように。

今日は誘いだした女を堂々と口説けるジャパニーズな

性なる夜です。

みんなで祈りましょう。

アーメン。