コマーシャルが栄養源の女たち

多くの男性は家では多分リモコンを支配している筈です。

家族にはチャンネルを頻繁に変えるのでかなりヒンシュクを買います。

特にコマーシャルの時間は我慢できずに直ぐに他局へ変えてしまいますが、

女は不思議です。

コマーシャルもきっちり見たいようです。

男は出来る限り意味のないものなど見たくないので

コマーシャルになれば他のチャンネルにします。

その為に民放はコマーシャルの時間をきっちり合せています。

それも腹立たしいことですが・・。

女性の広告好きはチラシにも現れています。

女は新聞は余りよく読まないのにチラシだけは

真剣に見入っています。

大切な情報源なのだそうです。

最近はネットで新聞は読むようになり

新聞を止めたいというと異常な抵抗にあってしまいました。

何故女は企業の売り込み情報を積極的に収集したがるのでしょうか?

それも世の中の核心ではない生活やファッション・食に関わることばかりです。

これは古代より女にとって一番大切なことは

今、身近に起こっている人間関係や生活品や食糧情報だったからなのでしょう。

国の防衛や難民問題などへはあまり興味を示しません。

原発は福島での事故以来、生活に直撃する可能性が出ると

途端に騒ぎ始めました。

それもかなり極端に大げさにあり得ないことまで取り上げて。

男は番組の中身や新聞の記事だけにしか関心がありませんが、

女性は寧ろそれに付いてくる余計なものに興味を示します。

そこにアドバタイジングの戦略と企業の思惑が成立するのでしょう。

そうして販売は拡大してビジネスが大きくなってゆく。

そういう構図でしょうか。

つまり女達が世の中の経済を発展させて繁栄を維持しているのかもしれません。

男たちも核心的なものばかり追いかけて

破壊とビルドを繰り返しているだけかもしれません。

男たちも女たちを見習って無駄と

思われる付録的な事柄に夢中になるべきかもしれません。

私もそろそろ人生のシフトダウンをしたくなりました。

消費に追われたあくせくした現代生活に脅迫され続ける日々は

もう止しにしようか・・・。

しかし、一端火がついた女たちの便利な消費への欲望は止まりません。

田舎生活を提案したら一笑に付されてしまいました。