リモコン故障の悲劇

男たちはリモコンを牛耳ることで

かろうじて家における支配権を誇示しているお話しは前回いたしました。

その習性は男性ホルモンであるテストステロンの作用するところであり

男しての存在や価値へのこだわりから来るものなのでしょう。

何かを自分はコントロールできることに男の証明があるのです。

考えてみれば男のリモコン操作への執着や憧れは強烈です。

システムそのものを自由にすることに男は興奮を覚えるようです。

自動車、ロボットなどの機械類などの操縦に男は夢中になります。

多分、政治や会社の組織システムの運営も同じ本能の作用なのでしょう。

さてそんな男の権威を台無しにした事件が先日我が家でおきました。

テレビのリモコンが故障してしまったのです!!

ボタンをいくら押してもテレビは反応してくれません。

これまでのようにリモコンを片手に自由にチャンネルを

変えることが出来なくなったのです。

テレビをつけるにもチャンネルを変えるにも

いちいちテレビ本体まで行ってやらなくてはいけません。

男の威厳が台無しのみじめな姿です。

こんなにイラつくような不自由を感じたことは始めてです。

早速アマゾンでリモコンを注文しました。

翌日には届いたのですが、

その時の支配を取り戻した喜びは忘れられません。

その間、仕方なくコマーシャルを見る羽目になったのですが、

嫁は大いに喜んでいました。

今回はリモコンこそ現代の些細な欲望を満たしてくれる

魔法の道具とつくづく感じました。

そしていつか、女たちをリモコンできる日がくれば

と妄想しました。

男にとってこんな幸福はないのですが、

むしろその逆になりつつあるような気がします。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする