休日は朝早く起きて出来るだけ近所の散歩を心がけています。
川の淵の桜並木を30分ほど歩きます。
その散歩道でよくメジロを見つけるようになりました。
スズメより小さく色も濃い緑色で動きが素早く確認することが難しい小鳥ですが、
意識して探すと結構見つかるのです。
何故、メジロを探すようになったかというと
秋の初め虎門のとあるビルの下で
警備のおじさんが4匹のメジロを手にしていました。
しかし、4匹とも動いてなくて死んでいました。
その警備の人にどうしたのかと聞いてみると
よくビルの下に落ちているというのです。
何故?
と聞くとそのビルは最近出来たビルで
窓のガラスが鏡のようになっていて
そこに外の風景が映り街路樹にいるメジロが勘違いして
衝突して落ちてくるのだというのです。
衝突死です。
こんな都会のど真ん中でそんなに沢山メジロがいるのかと
驚いたのですが、
近代的なビルの、出来るだけビル内に光を取り入れ、
かつ中に熱が入り込まないように鏡張りにした自然に優しいCO2対策ビルが
メジロにとっては死のビルになってしまっていることに驚きました。
皮肉なことです。
数日後またそのビルの前を通るとなんとメジロの死体が落ちていました。
やはり丁度ビルの窓の真下でした。
それまで都会のど真ん中の街路樹にメジロが沢山住んでいるとは知りませんでした。
スズメはよく見かけるのですが、多分深い緑の小さな体だったので気付かなかったのでしょう。
それ以来、街路樹や散歩道の木々のなかにメジロを探していたのですが、
ようやく木の葉が落ちて裸の枝になってからよく見つけるようになりました。
最近は都内ではいろいろな小鳥を見かけるようになっています。
カワセミも近所の公園でよく目にします。
そういえば最近スズメも増えています。
一時はスズメはもういなくなるのかと心配していましたが、
カラスが減った為また数を増やしています。
石原元知事のお蔭で本当にカラスの数は減りました。
カラスはスズメの卵や子供を格好の餌にしています。
カラスが減ってスズメが増えた公式です。
もしかしたら都心部でメジロもカラスが減ったから
ビルに衝突するくらい増えたのかもしれません。
カラスの鳴き声があまりしなくなった冬の散歩道は快適です。
先日、所沢でカラスの死体が大量に見つかりました。
専門家によると長い年末年始のお休みでゴミが出されなかったから
餓死したのではと解説していました。
我々のゴミだしもきっちり管理すればカラスの生息数を減らせるということです。
これまでカラスが増えてきたのは我々の食べ物を消費期限切れに神経質になって
異常な具合に廃棄してきたしたせいでもあります。
この事件は出来るだけ食べ物はお腹に入れて
廃棄する場合もカラスが狙えないようにしっかり管理廃棄をすることが
大切という教えでもあります。