罪悪感

周囲が期待することをしないと

誰も相手にしてくれないのではないか?

お金を稼げないのではないか?

と人は恐れます。

やがてそれは罪悪感となってゆき

周りの様子を伺いながら生きてしまいます。

日々重たい何かを感じ続けます。

人は一体何を恐れているのでしょうか?

勢いのある若いときは

周りを気にせずに勝手に生きていけます。

しかしやがて次第に同僚や友人、親兄弟・親戚などの

自分への評価や目が気になりだします。

他人の評価よりは

自分の心にまずは正直になることです。

人など気にせず好きなことをやればいいのです。

本当は周囲は何も期待はしていないし

あまり他の人を考えていないのが実態です。

しかしそれがわかっていても出来なくなってゆく。

それが生きてゆくうえの普通の流れなのかもしれません。

いま父は90歳に近くなり

日々感情を持つことなく

淡々と食べて排泄して生きています。

すべての恨みや怒りや

罪の意識ももう持つことはないようです。

まるで昆虫か植物の何かのように

ただ生きるれるようになれるまで

心の中の罪悪感は消えないのかもしれません。

それが悟りと呼ばれるものなのかもしれません。

虫の心に到達することが・・・・。