今日4名の70代後半らしき御婦人たちと地下鉄同じ車両になりました。
非常に品のある方たちで多分女学生時代の仲良しのように見えました。
そして偶然にも同じ駅で下車しました。
御存じのように最近の地下鉄はかなり地下深く掘っています。
ホームから地上に出ることにも一苦労です。
下車した駅も新しい地下鉄でかなりホームは深いところにあります。
従ってエスカレータやエレベータは必要不可欠な設備です。
御婦人たちは私の前を歩いていました。
そしてやがてエスカレータに進んでいったのですが
その婦人たちの最後に歩いていた御婦人がエスカレータに乗らずに
隣の階段を登りはじめたのです。
一瞬驚いたのですが、
感心してしまいました。
そして自分自身を恥じてしまいました。
エスカレータが終わったところで
その女性はすでにたどりついていて
その婦人たちの前を歩いていました。
「あら!前にいたの!!」
と一人の婦人が声をあげましたが
そのまま女性は振り返ることもなく先に進んでいきます。
だれも階段を歩いて上がったとは思っていません。
このとき考えさせられました。
このような日常的にちょっとした心がけ、
その先大きな違いになるのだろうなあ
多分その歩いて上がった女性は10年後も元気で
はつらつとしているように思えます。
今日から自分も文明の利器は出来るだけ使わずに
自分の脚を使うようにすると決めました。
小さな心がけが
10年後20年後には違ってくるのでしょう。
ただ残念ことは
比較はできないことです。
そう信じるしかないことも事実です。