東京で燕を見かけた!!

最近朝の散歩でしばしば燕が飛翔する姿を見かけます。

一体何年ぶりだろうか・・・。

いやいや十何年ぶりの気がします。

燕は子供頃には煩いくらいに飛び回り

かなり低空で飛行するために頭にぶつかってくるのではないかと心配する程でした。

人家の軒下に巣を作り、フンをその下にたっぷりと落としても

燕は何故か人に愛され大切にされていました。

スズメは米を食べるから害鳥で、燕は蚊などの虫を餌としているので

益鳥としての位置づけでした。

スズメは捕まえてもツバメはとるなと大人によく言われました。

実際スズメ料理はありますが、ツバメ料理はありませんでした。

(子供のころの大きな疑問は中華料理の燕の巣でした。中国人はあんなに糞だらけの

巣をどうやってたべるのか??おまけにツバメの巣は土ではないか??)

その夏の風物詩でもある燕の姿は近年東京で長い間見ることはありまでした。

燕を見かける前に実はスズメが増えたなあとは感じていました。

スズメも一時数を減らしてあまり姿を見かけなくなっていたのですが、

最近はまた復活してあちらこちらで餌を漁っています。

それは多分東京のカラスの生息数の激減に関係しています。

5,6年前までは朝はカラスの煩いなぎ声で起こされました。

しかし、この2,3年はスズメの声が朝の目覚ましです。

カラスが減ってスズメが増えたのです。

カラスはスズメの卵や幼鳥を襲うスズメの天敵です。

スズメが増えたのはカラスの減少にあります。

ということは遅れて燕もカラスが減ったことで

生息数を増やしたと考えられます。

ツバメの一番の天敵はカラスなのです。

そうです、これは石原前都知事のお陰なのです。

燕が戻ったのは石原さんの功労なのです。

石原前都知事は我々都民に善政を2つ行ってくれました。

それは排気ガスの低減とカラスの駆除プロジェクトです。

他は余りたいしたことは行わなかったのですが、

この2つは感謝です。

むしろ都知事の政策はこのようなレベルで充分なのかもしれません。

都知事の求められることは大きな政策を掲げるよりは

都民の身近な生活の改善でいいのです。

今都知事選が佳境に入ろうとしています。

候補者の皆さん、所詮、知事になっても実際は役人が行政を行うのです。

あまり高いお題目を掲げることなく、どうせできないのですから

一つ自分の力で確実にできることだけを政策に挙げてください。

それで充分ですから。

イデオロギーや国政に関わることなどどうでもいいですから・・。

あちらこちらで燕とトンボが飛び交う夏の東京が恋しく思えます。