年賀状

今年届いた年賀状はとうとう10枚を切ってしまった。

みんな自分を見捨ててしまった!!

いえいえ、やっとここまでたどり着いたというのが正直な感想です。

10枚きって嘆いているのではなく、嬉しく思っているのです。

やっと楽になりました。

私が年賀状を書かなくなってほぼ10年経ちました。

年賀状の不合理さや煩わしさには小学生時代から数十年間疑問を持っていました。

特に新年に顔を合わせる人までに書いてしまう不条理さには閉口していました。

出さなかった人に新年顔を合わせた時の気まずさは不愉快ですらありました。

そこで思い言って年賀状を書かないことに決めたのが10年前です。

すると当然のように翌年から届く年賀状は激減してきました。

お陰で一時期100枚以上届いて返事書きに追われた新年もゆっくりできるようになりました。

後は自分自身の強い意志です。

上司であろうがお世話になった取引先であろうが決して年賀状は書かない!

途中意志を曲げない!

これが大変でした。

そしてやっと10年かかってここまで来ました。

実に義理だけの無駄な時間が救われました。

それで人間関係崩れたかというと全くそんなこともありません。

それはそれで相手も楽になったのです。

でも人は勝手なものです。

こちらが書かなくなって翌年来なくなった相手には

来ないから書かないように人間は薄い!

などと思ってしまいます。

それで人間の人物評価してしまいます。

今年来た9枚の年賀状はそれでも書き続けてくれた真の友人と言えるかもしれません。

来年からはこの人たち限定に年賀状を書くのもいいかもしれません。

毎年年賀状書きに苦労しているみなさん!

もうそろそろ義理年賀はおやめになっては如何でしょうか?

年末の貴重な時間。

温泉でも行ってのんびり過ごすことをお勧めします