昨日、テレビでは作曲家佐村河内守氏の
ゴーストライター事件が一斉に報道されていました。
CDも20万枚近く売れてたそうで販売中止となったそうです。
演奏会も中止、著作物も販売中止と日本中の関係者は
かってないスキャンダルに驚愕しています。
特にNHKは彼らの特集でこの作曲家のブームを引き起こした
ということで深刻のようです。
演奏会を聞いたり、CDを買った人達は憤慨しているとか・・・。
しかし、一方考えてみるとおかしな話です。
一体マスコミやファンの人達は何を買ったのでしょうか?
曲そのものに感動したのではないのでしょうか?
そうでしたら誰が作曲しようと大した問題ではないのではないでしょうか??
結局、マスコミやファンと称する人は曲ではなくその人のストリーを
買っただけなのではないのでしょうか?
ベートーベンのようなストリーと被爆2世であること、
曲もヒロシマをテーマとしていたこと。
皮肉にもヒロシマという交響曲は最初は全く別の題名とテーマで
作られた曲だそうです。
名前を変えてから売れたそうです。
マスコミもクラッシクファンももし佐村河内氏への憤慨が抑えられないなら
自らの音楽クラッシクに対する造詣のなさを大いに恥ずべきです。
結局、音楽を理解したのではなく単にその悲劇のヒーロストリーに
飛びついただけですから。
もし曲そのものを評価したとしたなら
作品は罰せられるべきではないと考えます。
今回、ゴーストライター自らの告発で発覚したとのことです。
どうやらこの人にはヒロシマで200万円、その他の曲で
一曲20万円という僅かなお金しかいってないようです。
これまでの食品等の偽装事件の内部告発は社長や親族だけが
儲けて、従業員にはあまり報酬を与えてない会社だけで
起きています。
この手の話はやはりお金です。
悪いことをしている人は口止め料はケチってはいけません。
いずれにしろ今回の事件は日本のクラッシクに対する文化度の
低さを露呈した恥ずかしい事件です。
所詮多少豊かになってもその本質は理解出来ていないようです。