御嶽山の爆発:自然を舐めている日本人

またまた悲劇が起きてしまいました。

秋晴れの晴天下でのお手軽な山登りを楽しんでいた

幸せの上に悲劇が襲いました。

今回初めて知ったのですが

御嶽山は富士山に次ぐ日本で2番目に高い山だそうです。

それが7合目までロープウエイーもあり

中高年にも気軽に登れる3000mで人気だったようです。

気象庁は今回は予測が難しかったと

懸命の説明を繰り返しています。

マスコミもなぜ予測できなかったのかの

検証を繰り返しています。

しかし、そもそも自然を予測出来る

なんて思うことが不遜な考えでもあります。

今回その責任を一身に背負いそうな気象庁に

同情します。

わたしの疑問は予想以前にあります。

なぜこのような活火山に

皆さんこぞって登っているのでしょうか?

1989年に今と同じ噴火を

この山は引き起こしています。

ごく最近噴火したまぎれもなく

現役の危険な活火山です。

山頂付近には何軒かの山小屋があります。

1989年の噴火の際に噴火口になったすぐそばには

神社があります。

登山者はまるでお参りにでも行くように

神社へ紅葉見物に行くように

気軽な気持ちで登っています。

火山はいつ噴火するか分からないと

なぜ認識できなかったのでしょうか?

なぜあんな危険な山頂に何軒も山小屋などたてたのでしょうか?

なぜ誰でも何時でも気軽に登れるようにしてしまったのでしょうか?

本来は登ってはいけない山なのではないのでしょうか?

最近の山ブームはその山の素晴らしさを強調しすぎであり、

また地方の復興で観光に力を入れすぎではないでしょうか?

決して危険性は顧みることはありません。

問題の根幹は広島の豪雨と一緒の気がします。

本来は建ててはいけないところに民家を建てたことが

いけないのではないでしょうか?

ヤマト民族は古来より自然を敬い、自然を恐れ、

自然と調和して生きてきました。

それが現在では自然を恐ることを

まるで忘れてしまっています。

今度は同じことが富士山に起こらないか

心配してしまいます。

富士山は日本一の活火山です。

もし爆発したら・・・・

登山者は御嶽山の比ではありません。