濃厚接触・・・風俗偏

濃厚接触

3月も末を迎え、新型コロナの感染は益々勢いをまして来ました。

今や首都圏もロックダウン寸前の状態です。

国や都は不要な外出を出来るかぎり避けるように盛んに訴えています。

特に3つの密は最も感染の危険性が高いと警鐘を鳴らしています。

小生もこの週末、定期的に密会を重ねている女性との接触を自粛してしまいました。

この新型コロナ、男女の交情も阻んでしまう恐ろしきウイルスであることを

つくづく実感した次第です。

このコロナウイルスのお陰で、結婚式も延期したカップルもかなりに登るとか、

来年の出生率が心配です。

(もしかしたら、自宅待機で夫婦間の濃厚接触が増えて、

一年後は出産ラッシュ??

たしか、3.11の時も出産率が上がっています)

そして、人同士の濃厚接触を回避するこの動向は、

風俗業界においてはどのような影響を及ぼしているのか実に気がかりです。

風俗は濃厚接触を生業としている産業です。

お客にキスや本番という濃厚なサービスを提供し、

濃厚であればあるほど高額な収入が得られるという体を張った業態です。

世の男性たちは、懸命に自重しているのでしょうか?

風俗好きの男たちは、

AVを見ながらマスタベーションで我慢しているのでしょうか?

小生の一番の懸念は、風俗嬢たちの生活です。

彼女たちは言わば、日雇い労働者たちです。

その日暮らしの女たちが殆どです。

稼いでは、ホストに貢ぎ、貯金などは皆無の女たちです。

家出してネットカフェで暮らしながら、

デリヘリで生活している少女も少なくありません。

彼女たちは、日本社会の中でも一番底辺であり、最大の弱者です。

自粛の経済的な被害が最初に直撃するのは、

このような最も不安定な立場にいる女性たちです。

政府は、フリーランスの保障も検討しているようですが、

風俗嬢たちもフリーランスに属する人たちです。

役者やミュージシャンなどのフリーランスの人たちを殺してはならない、

日本の文化が失われる!

という識者の声は盛んに聞こえてきます。

しかし、風俗嬢たちの存在は完全に忘れ去らています。

風俗こそ日本の文化そのものです。

ソープランドやファッションヘルスなどの形態は他の海外の国では類を見ません。

風俗と共に日本の繁栄は築かれてきました。

遊女は、神話の時代から存在し、江戸の吉原で風俗文化は頂点に達し、

今、この令和の時代も風俗によって人々は息抜きし、

生きるための糧としています。

彼女たちを見殺しにすることは本当の日本文化を失うことに他なりません。

いま、濃厚接触禁止の潮流は確実に風俗に関わる女性たちを直撃し、

大きなダメージを与えています。

一体、どうしたら彼女たちを救うことが出来るのか?

この数日、頭から離れません。

日々、発表される感染経路には、風俗感染を示す数字は全くありません。

しかし、確実に風俗での感染は存在しているのではないでしょうか?

客も従事者の感染もかなり数ではないかと推測しています。

我々男性は風俗を自粛するべきであることは言うまでもないのですが、

ポストコロナウイルスの風俗産業が心配です。

感染が収まって、いざ晴れて風俗に出かけても、

もはやお相手してくれる女達が絶滅していることもあり得ます。

もしくは、客数の減少によって、本番価格が低下し、

過剰なサービスを強いられ、性病が蔓延している可能性も懸念されます。

オリンピックは一過性ですが、風俗は我々の日々の暮らしの中に根付いている文化です。

そこで生きる人々も多数であることを我々は決して忘れてはならないのです。

オリンピックで来日する海外の男性たちは、

日本の風俗を楽しみにしているに違いありません。

オリンピックのあとは、

「FUZOKU」なる名称が必ず世界で通用するようになるはずです。

そう、「SUKIYAKI FUZOKU」です。

この世界に誇るべき、日本の庶民文化を守るべく

政府が、風俗に関わる人たちを、フリーランスとして位置づけて、

救済策を打ち出してくれることを心から祈っています。

彼女たちもこの日本を支えてくれている一員に変わりないのですから・・・。

あるデータでは、高学歴の人ほど、

風俗に通っているそうです。

日本の最高教育を受けた官僚ほど、風俗利用頻度が、

ガッテン系の男子よりずっと高いのです。

官僚の皆さん、今こそ、あなた達のストレス、不満を

優しく受け止めてくれた彼女たちに恩を返すときではないでしょうか?