2018ワールドカップジャパンの正しい評価

先日のワールドカップ決勝トーナメントベスト16において西野ジャパンは敗退し

日本の2018年ワールドカップは終了しました。

ベスト8に進めなかったにもかかわらずその奮戦振りは日本中を感動させ

いまや賞賛の嵐です。

ちょっと前まで誰も大きな期待していなかったにもかかわらず、

ちょっと勝ち進んだだけでげんきんなもので1億国民熱狂的なサポーターに大変身です。

帰国した日本代表は監督選手ともども英雄扱いです。

しかし、この日本国民の豹変振り勝てば官軍とは言え、なぜか違和感を覚えます。

そもそも今回のジャパン、これほどの高評価に値する結果だったのでしょうか?

魔界的に正当な評価を探ってみましょう。

そもそもたった1勝しかしていない!!

まるで凱旋気分の西野ジャパンですが、

考えてみてください。

今回のワールドカップたった1勝しかしていません。

その1勝もアルゼンチン戦、開始早々の相手ハンドによる一発退場とPKで

転がり込んだ勝利です。

どうみてもあの判定、審判の誤審です。

一発退場させるような悪質なハンドではありません。

つまりあれが無かったら多分0勝で予選落ちです。

ヒーローはアルゼンチン戦の審判さんです。

戦いと共に日本はレベルアップしたという評価??

戦いを終えて本田君は次回は優勝を目指してほしいなどと

戯言を申していました。

ちょっと待ってください!!

日本はそんな本当に強者になったのか??

世界に近いレベル来たのか!!

確かにパス回しはどの国より繋がっていた気がします。

また選手がだれもよく走っていたことも事実です。

かといって世界のトップレベルに近づいたとは到底思えません。

ベルギー戦がそのいい例です。

ベルギーはそもそも先発は飛車角落ちで望んできていました。

確かに2点をひと時でもリードしたことは思いもよらない夢の出来事でした。

しかし、これはベルギーは完全に見切っていた結果というべきです。

その証拠に終了の数十秒前で計算どおり逆転しました。

これこそ強者の戦いです。

格闘技でも真の王者は相手に場面を作らせてから

紙一重で勝利を収めたように演出します。

まさにこの時のベルギーがそうだったと考えるべきです。

2点をリードしたときに国民の誰もが心の片隅で思ったのでは?

まさか最後にヒックリ返されたりして・・・・

そのまさかが起きてしまったのは偶然ではないはずです。

日本と世界はまだまだ大きな力の差があると考えるべきです。

西野監督は名将ですか??

西野監督への賞賛の声もネット上やマスコミで大きく取り上げられています。

監督の采配でここまでこれた!!

と。

えええ!!

サッカーはそんな甘いスポーツですか!!

監督を変えるだけでチーム力が劇的に代わる!!

それはちょっと違うのでは?

西野さんはたかだか2ヶ月です。

本当にチームの土台を作ったのはハリル前監督ではないのかなあ??

大きな評価は前監督に与えるべきではないでしょうか?

たまたまいい所を食べてしまった幸運男が西野さんでしょう?

このような現象は多くのスポーツや会社の成績にも良くあることです。

交代してすぐに結果など出せるほどスポーツもビジネスは甘くはありません。

何事も数年がかりで基礎をつくって初めて成果は出るものです。

西野さんはただただラッキーなだけです。

苦労したのは前監督です。

日本国民は彼に心から敬意を表すべきです。

それが仁義というものです。

更にはポーランド戦の終盤のパス回しの指示も

決して誉められたものではありません。

何故ならばフェアープレーポイントで決勝へ進出するならば

あくまでもフェアープレーで臨むべきでしょう。

結果がよければいいなどとはサムライとしては最低です。

日本人の価値を貶めたと言わざるを得ません。

結果がすべてなどというのはトランプレベルの思考です。

日本チームの課題

最初に日本と世界のレベルの差は我々が考えている以上の歴然たるものがあると

認識しなくてはなりません。

日本はみんなで仲良くボールは回せても、

得点する決定力にかけているの明白です。

2点は取れても3点は取れないことが日本の大きな問題です。

ベスト8に進むには3点取れるチームになることです。

そのためには絶対ストラカーを育てなくてはなりません。

世界のトップレベルの国には得点の能力の高いエース選手がかならず存在します。

ワールドカップには一人で3点獲れるプレーヤーが必要なのです。

個人技に秀でたプレーヤを育てることこそベスト8への近道です。

そこにはみんなで仲良くフォークダンスパス回しを楽しむようなチームプレー優先の

戦術ではたどり着けないことはもはや明白です。

王様を育てることです。

ネイマールやメッシ的な存在こそがサッカーには必要なのです。

そもそもサッカーは個人が酔いしれる要素の強いスポーツです。

個人の優れた力を纏め上げて戦うことこそがチームスポーツの本質です。

ベスト8から本当のサッカーを楽しめる

日本の敗退でサッカー観戦の熱が冷めた方が多いかとお思いますが、

真にサッカーを理解するためにはこれからを本気で見てください。

ハイレベルな真のサッカー戦を目の当たりにするはずです。

明日のブラジル×ベルギーは特に必見です。

ウルグアイ×フランスも楽しみです。

どのチームも絶対的なエースが存在します。

特にフランスチームにはエムバペという19歳の未来の王様が

彗星のように現れました。

神様ペレやマラドーナのように羽ばたく気がします。

これからが本当に寝れない夜が続きます。

しばらくは女たちへのご機嫌取りもお休みにします。