西日本豪雨とこの夏の異常気象を考える

一体この日本はどうなってしまったでしょうか?

いや、どうやら日本だけではなくこの異常気象や高温状態は世界中で起こっています。

地球全体がこれまでにない状態に陥っていることはもはや否定できない事実です。

ではその原因は何かです??

答えはそうです、大気中の二酸化炭素の爆発的な増大です。

地球温暖化は確実に起こっています。

トランプ大統領はこの事実を認めることなく、パリ協定からの離脱を表明していますが、

アメリカでも毎年大きな自然災害が頻発しています。

超強大なハリケーンやトルネード、山火事、洪水と多くの犠牲者を生み出しています。

あの方はお金が儲かれば何事があってもいいという現代アメリカが生み出した悪魔です。

ヒットーラー以来の人類社会の破壊者です。

さてでは何故、co2 は急激に増大したのでしょうか?

ここ2~30年急激にです。

19世紀に入り文明科学の大発展に伴い、確かに二酸化炭素が化石燃料から放出されて

徐々に放出されて平均気温は上昇してきましたが、

ここの2~30年は異常な上昇しています。

世界の全体の動きとこの異常気象を見ていくと気温上昇曲線は中国の経済発展と同期しています。

米中の1979年の国交回復から鄧小平による経済開放が始まり、

中国は飛躍的な経済の発展を遂げてきましたが、

今や日本を追い抜き、米国に次ぐ世界2位の経済大国となりました。

それとともに中国は化石燃料を大量に燃やし、大気中に二酸化炭素を大放出してきたのです。

中国のエネレギーは石炭が担っています。

石炭はco2増大の現況です。

現在、中国は世界の二酸化炭素放出NO.1で全体の30%です。

アメリカが2位で15%放出しています。

因みに3位がインド6.5%、4位がロシアで5%、日本は5位で3.5%です。

ここまで述べてくればもう既にお分かりかと思いますが、

西日本豪雨もこの夏の異常高温も原因は中国の経済発展です。

この経済発展はアメリカや日本、欧州が中国を甘やかしてきたことによることは勿論です。

問題は話はここで終わらないということです。これからの状況がもっと大問題です。

中国は一人あたりのco2放出量はアメリカのおよそ40%です。

この放出量は今後、中国がアメリカに追いついてアメリカ並みの生活水準に達するとすると

こうなります。

アメリカの人口は3.3億。中国の人口は13.8億でアメリカの4倍ですから、

中国がアメリカに追いついたときには現在の二酸化炭素放出量の

現在の量✕2.5✕4=10

つまり今の二酸化炭素放出の10倍となるのです。

これで地球が耐えられるかです!!

そしてこの後には近年、経済発展の目覚ましい、インド(13億)、インドネシア(2.6億)なども

控えています。

中国が経済発展すればこれらの国も引っ張られるように発展していくでしょう。

さてここで地球温暖かや異常気象をどう食い止めるかの答えが出てきました。

そうです、これ以上中国の経済発展を食い止めることしかないのです。

これしか手はないのですが、もう一つ現実的な方策があります。

それは今、盛んに叫ばれている反原子力に逆流する手段、つまり原発活用です。

再生可能エネルギーの利用が救うなどと凡そ現実離れした政策を訴える政治家もいますが、

とてもとても太陽光や風や潮では賄いきれるものではありません。

それは不可能であることは認識すべきであるし、今の技術では無理と

現実を見つめる必要が特に政治家にはあります。

co2を出さない有効なエネレギーは当面は原発しかないのが実態です。

温暖化による異常気象は人の手でまるでコントロールできません。

しかし、原発はある程度は管理できます。

であるなら人がある程度管理できる手段は検討すべきです。

異常気象でこの日本でも多くの人が犠牲になっています。

今や日本は福島の原発以来、二酸化炭素の排出量を無視しています。

この夏の暑さも化石燃料に寄って乗り切ろうとしています。

確実に地球は温暖化してきています。

そして多くの死者を毎年出しています。

日本人は二酸化炭素の排出問題をもう誰も言わなくなりました。

我々はもう一度、この問題を一番の現況と捉えて

当面はコントロール化においた原発に頼るしかないのではないでしょうか?

そして中国は自動車のEV化を国の政策として打ち出していますが、

中国の車社会を賄いきれる電気の生産の目処はまるで立っていません。

おまけに中国は電気は火力発電を主体に行う計画です。

確実に大量の二酸化炭素を放出します。

これを防ぐには中国の発電は原発で行うしか手段はないでしょう。

原子力に異常なアレルギーを示す日本ですが、

また福島の人たちの心情を思えば辛いのですが、

日本を救うには、地球を救うには多分4~50年は原発しかないのです。

この現実を見極めて、日本は原発技術を磨きあげて中国やインドなどの国々に

技術協力し原発推進するしかないのです。

本当に地球が今壊れようとしています。

大変な事態が、もう戻れないターニングポイント眼の前に迫ってきています。

今は何が有効な手立てか天秤にかける必要があります。

このままでは毎年毎年犠牲者を増やし、

20年後30年後には美しき日本は失われます。

オリンピックなどでとても遊んではいられない事態になるでしょう。

来年のオリンピックでさえ、酷暑のなかで一体可能なのでしょうか?

*小生、決して原発推進派ではないことは述べておきます。

こころから原発のない社会を望んでいます。